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当オンライン靴用語辞典は、シューフィル社発行の「百靴事典」を特別に許可を得て転載しております。掲載の文章/イラストなどの著作権はすべてシューフィル社に帰属いたします。本書は、靴のことなら何でもわかる国内最大の靴辞典です。
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コメントガーデン・靴の名語録

【靴の名語録】コメント・ガーデン

〜単行本・雑誌・新聞・映画・テレビからのフレーズ&コメントから〜
(文章/イラスト:シューフィル百靴事典」)

記事一覧
赤い靴(The Red Shoes)
スニーカー(Sneaker)
靴とジンクス(Shoes&Jinx)
男の靴(Shoes for Men)
靴職人名語録(Shoemaker's Saying)
子供と靴(Children&Shoes)
裸足・素足・生足(Barefoot)
犯罪と靴(Crime&Shoes)
スポーツと靴(Sports&Shoes)
女性と靴(Womanhood&Shoes)
靴のことわざ(Shoe Proverb)

赤い靴

「赤い靴(The Red Shoes)」


カーレンは、いよいよ祭壇の前にひざまずいて、金のさかずきを口にあてる時も、赤い靴のことばかり考えていました。 ・・・そこで、賛美歌をうたうことも、「主の祈り」をとなえることも、忘れてしまいました。
【山室静訳「アルゼンチン童話/赤い靴」】
心理学的に〈靴〉は、童話「シンデレラ」でもガラスの靴が愛の架け橋の小道具となっているように、男女の情愛の意味があるようです。 しかも、〈赤〉が情熱、熱愛を象徴する色であることはあえて説明を必要としないでしょう。
【森省二「アンデルセン童話の深層」】
「愛してるわ、ジュリアン、あなただけを」
「・・・それ以上に赤い靴を」
【映画「赤い靴」(48年)のヒロイン、ヴィッキーの料白】
昭和25年、モイラ・シアラー主演のバレエ映画「赤い靴」、 有楽座で32万人の観客を動員。 銀座通りの靴屋には赤い靴が並んで、 足元に関心が集まるようになった。
【世相風俗観察会議「現代風俗史年表」】
それでも、あの赤い靴だけは、ほしかった。 じぶんに似合うからとか、歩きやすそうだとか、 そういうのではなかった。 ただ、むしょうに、それをじぶんのものにしたかっただけだ。
【須賀敦子「ユルスナールのくつ」】
赤いバッシューを履いた時から、 私は親の庇護の下ではなく、 自分で考え感じて行動するおしゃれを少しだけ 知ったのかもしれない。 それはまた、人と違う格好をしたい、 目立ちたいという気持ちの誕生でもあった。
【光野桃「妹たちへの贈り物」】
赤い靴はいてた  女の子
異人さんに  つれられて  行っちゃった
【野口雨情作詞「赤い靴」(大正10年)】
夜な夜な玩具箱をひっくり返して、 あれやこれやと眺めた挙げ句、 最後に私の手に残るのはいつもこの赤い靴である。 冷たい光沢の天鵞絨の、赤い靴である。 しかし、いちばん気に入っているくせに、 わたしはこの赤い靴が怖くてならない。
【久世光彦「昭和幻燈館」】
(ヒロインは)結婚の日に着た 真紅のチャイナ・ドレスを身にまとい首を吊るのだが、 床の上にはドレスとお揃いの チャイナ・シューズが脱がれている。 真紅の靴が、強く、激しく、 自分の運命を切り開いてきた女の姿として映し出される。
【高田喜佐「太陽と靴と風と/コン・リーの履いた真紅の靴」】
オリヤーヌ、いったい何をしていたのだ、 縁起でもない、赤い服装に、 黒い靴をはいたままじゃないか! 早く上がって赤い靴をはきなさい。
【フルースト「失われた時を求めて」】
深々と真紅に輝くサテン地のヒールに惹かれた 眼つきになった昭二に、大和田が言った。
「惚れた、な」
「・・・・・」
「あの靴にさ、惚れたろうおまえ」
【山口洋子「雨になりそうな風」】
西洋では、 女性の靴が女性の性器のシンボルとされる場合があるようだが、 それをまねれば、淡いピンクのハイヒールは、 僕には処女の小柄な美人というイメージを抱かせてくれた。
【勝目梓「原色性愛図鑑」】
ハイヒールをイメージするとき、 真っ先に”赤”という色を思い浮かべる。
【高田喜佐「ジャズマンは黒い靴」】
赤のブーツ似合へり落葉する街は
【大石克己「現代歳時記・冬」より】
赤い靴というのは、本当に便利で、 特に秋から冬にかけて、 洋服が全体にくすみがちな色になる時、 足もとが赤いのはアクセントとしていい。 ・・・・・今、私は外へ出る時、 パンツにせよスカートにせよ、洋 服が原色でない限り、結構赤い靴を履いて出る。
【来生えつこ「夢の途中に」】
家にときどきやって来る女友達やらが、 ピンクや赤の靴をなにげなく履いているのを見ると、 仰天してしまう。 尊敬にも似た気持ちを抱く。 きっと心が自由で、私のように頑固で、 保守的ではないに違いない。
【安藤優子「着道楽のひそかな悦び」】
人間の素足と化した一足の編み上げブーツ ―― シュールレアリスムの画家 ルネ・マグリットが描く「赤いモデル」は、 彼にとって靴が、人間の獣性と文化がせめぎ合う特別な オブジェであることを示している。
【鈴木布美子「ブルータス」89年11月1日発売号】



スニーカー

「スニーカー(Sneaker)」


1837年"スニーカー"という呼称が アメリカの新聞の通信販売広告で初めて使われる。
【日之出出版「スニーカー完全読本vol3」】
1917年、U・3ラバー社から、 はじめて市場に普及したスニーカー「ケッズ」がお目見えする。 バスケットシューズ「コンバース・オールスター」も製造開始。
【チャールズ・パナテイ「はじまりコレクションV」】
(ウエスト・サイド物語は)1961年公開当時、 日本の若者たちの間に多大なる影響をもたらし、 特にバスケットシューズを履くというファッションは、 一つのブームを作ったほどである。 若さと情熱という青春の特権が、 バスケットシューズという道具に集約されているのだ。
【阿部一夫「こだわり映画館/ウエスト・サイド物語」の解説より】
1977年(昭和52年)、健康ブ−ム、 マラソンブームの影響でトレーニングウェアがよく売れ、 ちょっと出の外出着として市民権を獲得し始めた。 足まわりもバスケット、テニス、ジョギング用の スポーツシューズがスニーカーとして街中に進出した。
【世相風俗観察会編「現代風俗史年表」】
90年代のNIKEは一つの事件だった。 スポーツとスポーツウェアがファッションになり、 プレミアム神話が生まれ、ついには「エアマックス狩り」が登場した。
【「広告批評」98年4月号】
履き古しの靴だって売れる。 若者の間で、それほど米国製スニーカー〈運動靴)が異常人気だ。 とくにナイキ社製の「エアマックス」に関心が集まる。 古い未使用のものも高値がつく。 1970年代の品が10万円以上というように。 まるでワインである。
【朝日新聞「天声人語」96年9月27日〕】
大阪市中央区心斎橋二丁目の路上で、 私立中学三年生ら男子五人が、 十代後半の七、八人の男に言いがかりをつけられ、 計52000円を脅し取られた。 生徒の一人は、履いていた米国・ナイキ社製の運動靴「エアマックス」 も脅し取られた。
【朝日新聞96年10月23日付朝刊】
靴(スニーカー)は、美そのものであり、 崇高さそのものなのである。 靴は彼らの人生観を表している。 彼らの心の奥深く潜む野心が、 魔法の力で靴に溶け込んでいるのだ。 昔カウボーイたちが灼熱の鉄を使って自分のブーツに焔印を 押していたのと同じで、現代の少年たちにとって、 シューズが自分を主張する道具なのである。
【ドナルドカッツ「Just do it ―― ナイキ物語」】
掛け値なしに、泣きたいくらいの幸福感だった。 自分自身が働いて稼いだ金で、安物ながらも一足の靴を買った、 俺はやった、やったぞう、と拳を振り上げて叫びたいほどの達成感もあった。 新しいバスケットシューズは気恥ずかしいほどの白さで輝き、 ぼくの両足を祝福してくれているように思えた。
【原田宗典「幸福らしきもの」】
ズック靴の魅力は布とゴムの魅力。 温かで素朴な魅力。 チープなカジュアル感覚の魅力。 じゃぶじゃぶ洗って太陽で乾かす布の靴。 白いTシャツとGパンのような、洗い晒しの似合う靴。 ズック靴は楽しい。
【高田喜佐「ジャズマンは黒い靴」】
スニーカーたちはおしゃれに見せる小道具ですから、 おしゃれの気持ちで気張って履きます。 プリントのワンピースにバスケットシュ−ズ、 ベルボトムの短めのパンツにスニーカー。 服との不協和音が新鮮なのですね。
【大橋歩「着ごこち気ごこち」】
新しいスポーツ・シューズに紐を通すときというのは、 なんともいい気分がする。革の刺激的な匂い。 靴の内側に手を入れるとわかる、 みずみずしく弾力のあるクッションで暖かくホールドされる感覚。 それは、どこかヴァージンの女の子と寝るときと似ている?
【川島誠「もういちど走り出そう」】
「おおッ、リーガルのスニーカーが何と1980円!これは安い!」
「まてまて。よおく見てみろ。それはリーガルではなく、リーゲルだ」
「ううッ、そうか。じゃあこっちのコンバースはどうだ。やはり1980円だぞ」
「まてまて。よおく見てみろ。それはコンバースではなくて、コンベースだ」
【原田宗典「東京トホホ本舗」】
ワラジ、下駄、高下駄、ゴム草履、足袋、ゴム短靴、ズック、革靴、 スニーカー。いろんなものを、私の世代は履いてきた。 最近の若い人に訊くと、彼らの履物史は実に単純だ。 「エート、最初がズックでしょ。次が革靴、スニーカー。それでおしまい」。
【東海林さだお「食後のライスは大盛りで」】



靴とジンクス

「靴とジンクス(Shoes&Jinx)」


恋を得たいと思う人は、 相手の靴をこっそりと手に入れて、 8日間手もとに留めてからそっと戻すと愛がかなえられる。
【ヨーロッパ】
ラブレターを靴の中に入れておけば、恋人とうまくいく。
【ヨーロッパ】
四つ葉のクローバーを右の靴にしのばせて外出すると、 道で最初に出会った男性と結ばれる。
【イギリス】
買ったばかりの靴を落とすと、その靴を履きつぶすまで失恋つづき。
【ヨーロッパ】
男性が恋人に靴を贈ると凶。
【スウェーデン】
新しい靴で橋を渡っている時、見知らぬ男に出会ったら、彼が未来の夫になる。
【アメリカ・マサチューセッツ】
カッコウの初鳴きを耳にしたら、 髪の毛を一本靴にしのばせると、その年のうちに結婚できる。
【アイルランド】
窓の外に靴をぶら下げておくと、恋人の夢を見ることができる。
【ヨーロッパ】
ナシの花などの小枝を折り、その先に銅銭を結びつけ、 夜中に意中の女性の靴や足袋にこっそり入れておくと、プロポーズが成功する。
【韓国】
ヨーロッパ人の靴のかけらを妻に身につけさせると良妻賢母になる。
【エスキモー】
初めて航海に出る船員や新しく事業を始める人に靴を投げつけ、ぶつかると吉。
【スコットランド】
靴を履く前に帽子をかぶると凶。
【ヨーロッパ】
革の中敷きを入れた靴を履くと凶。
【中国】
左右の靴をまちがえて履くと不運になる。
【古代ローマ】
新しい靴に唾をはきかけてもらうと、その人と一生友だちでいられる。
【ヨーロッパ】
まだ1歳にならない赤ちゃんに赤い靴を履かせると吉。
【ヨーロッパ】
気に入った靴の片方をオーブンで焼くと吉。
【ヨーロッパ】
ブーツやスリッパを枕元において寝ると悪夢を見る。
【ポルトガル】
寝る前に靴を壁の上に置いておく。 翌朝、靴が落ちていたら一年以内に死ぬ暗示。
【スウェーデン】
ベッドに靴のままのぼると金がたまらない。
【ヨーロッパ】
父親のブーツに皿をのせて食事をすると立派な人になれる。
【エスキモー】
旅に出る時、ヨモギを靴に入れておけば災難に会わない。
【ヨーロッパ】
大みそかの夜、柳の木に向かって古い靴を投げる。 靴が枝にひっかかれば1年以内に結婚できる。 ただし投げることが出来るのは9回まで。
【ルーマニアのジプシー】
お金を、男性の靴か女性の靴下に3日間しのばせると、 どんなギャンブルにも勝てる。
【ヨーロッパ、アメリカ】
新しい靴(履物)を夜、履き始めると凶。畳の上で履くのも凶。
【日本】



男の靴

「男の靴(Shoes for Men)」


靴に妥協は禁物。 冷静な選択眼で厳選のコレクションを目指したい。 靴にこだわる、というその心情こそ紳士たる所以であり、 そうしたこだわりを通して、男にさらなる磨きがかかるのである。
【「北村勝彦が選ぶ男のいいものカタログ」】
男の靴は――最低必要な、基本の靴だけあればよい。 ローファーと、スニーカーと、プレーントウの紐じめと、 ワークブーツと、この四足があればよい。 そして、よく磨き、修理に出し、何年も何年もはいてほしい。
【高田喜佐「私の靴物語」】
靴は男の顔である。靴の汚れ方でその人の性格やセンスまであらわにする。
【同朋社出版「靴を見れば男がわかる」】
朝、玄関に光った靴が待っているのは、 気持ちのよいものです。 なにかすばらしい一日となりそうな予感さえします。 輝きのある靴と汚れた靴とでは、どうも違った人生を歩むことになりそうに思う。
【出石尚三「粋な逸品いい話」】
靴は修理して長く履くもの、というように考えているので、 私にとっての小道具としての靴は分身のようなものである。
【林勝太郎「英国四季の彩り」】
きちんとした身なりの際はヒモで結ぶ靴の方が望ましい。 アメリカのビジネスマンのマナーの本には、 面接のときなどにスリッポンをはいていると、 「この人は靴ヒモを結ぶのを面倒がるタイプだ」 と見られ減点される可能性が高い、と書いてある。
【板坂元「紳士の小道具」】
日本の履物文化の基本が、 下駄とか草履とか、 そういう「つっかけ」式の形式にある ……それがビジネスシューズにスリッポンが多く、 なおかつ紐式の靴でも紐は結んだままで、 靴ベラを使って事実上のスリッポンのように履く人が多い理由であろう。
【「林望のイギリス観察辞典」】
たとえば新幹線のグリーン車で靴を脱いで 足休めに足を置いている人たち。 これは男女とも落第。 小金を持っているかもしれないが、 品格のほどは絶望的に低い。
【板坂元「モードシューズ・男性版」】
おじさんたちが疲れているのは分かるけど、 そのかっこう、あまりにヒドクない? ・・・つま先のシワが、どうしてもギョーザを連想させてしまうローファーまがいの靴。 その靴に付いている小さな小さなワンポイントの金属片。 あれは、いったい何なんだ?
【石川三千花「服が掟だ!」】
ブーツって寒いとよく履くけど、それだけじゃなくて、 とくに海外へ行ったときに履くことが多い。 向こうのデカイ奴らに負けねえゾ、って感じで気合い入れていくような気分で履く。
【うじきつよし「ワールドムック92/ブーツ大年鑑」】
私は靴が好きだから、いろんな靴を買う。 しかし、甲高幅広偏平足の私の足に、 最初から完全にフィットする靴は少ない。 ヨーロッパや英国の、 どんな高価な靴でもそうだ。 しかし、やはりいい靴ははきたいと思う。 というわけで、無理を承知で外国製の靴を自分の足に合わせる工夫をする。 若い頃は買ったばかりの靴を鍋で煮たり、 靴をはいたまま風呂に入ったりした。
【五木寛之「知の休日」】
父は身綺麗で凡帳面な人であったが、 靴の脱ぎ方だけは別人のように荒っぽかった。 ・・・父は生まれ育ちの不幸な人で ・・・物心ついた時からいつも親戚や知人の家の間借りであった。 履物は揃えて、なるべく隅に脱ぐように母親に言われ言われして大きくなったので ・・・十年、いや二十年の恨みつらみが、 靴の脱ぎ方にあらわれていたのだ。
【向田邦子「父の詫び状」】
靴とのつきあいは女房よりずっと古いのだが、 もう泣かされてばっかりだ。 ・・・女房とうまくやっていくのも疲れるものだが、 靴と円満にやっていくほうがもっと疲れる。
【塩田丸男「週刊文春」94年3月10日号】
男は、いざサバイバルという時に 絶対信頼できる一足の靴を持っていたい。
【「靴 ―― モノマガジン別冊」】
他が完壁で靴だけ情けない、 というのは、彼女のために最高級のデートコースを設定し、 いよいよ最後の締めというところで立たなかった―― そんなインポテンツ的な状況を思い浮かべてしまう。
【泉麻人「コラムダス」】
(女の一人暮らしの) 彼女は、痴漢撃退用に、 靴屋で一番大きな男物の革靴を買って来て玄関に置いておき、 セールスマンなどの訪問者にも気をつけていたそうです・・・。
【佐野洋「嘘つきの足」】



靴職人名語録

「靴職人名語録(Shoemaker's Saying)」


私は、足が大好きだ。 足は、私にいろんなことを語りかけてくれる。
【サルヴァトーレ・フェラガモ】
世の中にまったく同じ形をした足は存在しない。
【ピエール・コルテ/パリの靴職人】
女性の足は美しい。 その足を美しく飾り、女性が美しくあるための靴をつくりたい。
【フェルナンド・カオヴィラ/レネ・カオヴィラ〕】
子供の足は、靴によって形をつくられる。
【ピエトロ・ルジ/ファルク社】
人間の歩き方に流行がないように、 靴の機能には流行がない。
【初代タニノ・クリスチー】
人は一生に地球2周分に相当するだけ歩く。 だから、靴は、歩くのがうれしくなる器でなければならない。
【ヴァレリオ・カバルカ/アレキサンダー・ニコレッタ】
靴は人生を語る道具であり、文化そのものです。
【オルガ・ベルルッテイ】
歴史と生産技術を融合させて新しい文化を生み出す。 私は、そんな靴づくりに挑戦している。
【ステファノ・ブランキーニ】
我々は商品ではなく、靴をつくっている。 工業化しつつも、一足一足の職人芸を追い求めている。
【ジャック・ヴァラッド/J.M.ウエストン】
頭の中にあるのはただ一つ、 品質をいかに高めるかってことさ。
【ステファーノ・べーメル/フィレンツェの靴職人】
不可能に無限に近付く。 極限に挑戦するのがボチエ(オーダー職人)の仕事です。
【レイモン・マサロ/パリのボチエ】
私のつくる靴には、すべてハートがあり、 一針一針昔ながらの手縫いでつくっています。 このつくり手の気持ちは、 きっと履かれる側にも伝わっていく、と信じています。
【ロバート・ローリー/登山靴職人】
靴型削りは地味で根気のいる仕事。 そして、常に真剣勝負。一削りで履き心地が変わってしまう。
【谷川健次/靴型職人】
つくりにくい靴はデザインに無理がある。 手が、デザインの良し悪しを教えてくれます。
【木村大太/靴職人】
手加減。これは機械にはできない。 手製の良さは、 手加減の優しさが靴に表現できることです。
【各務房男/製靴技術研究家】
手の内で靴をつくる。 それは自立・独立の生き方の始まりであり、 いい人間関係をつくり出すことにつながる。
【勝見茂/モゲ・ワークショップ】
靴づくりはまるで宇宙。 無限の広がりを体験できる。
【黒木聡/ビスポーク・アウトワーカー】
つくっている時のハラハラ、 ドキドキ、心遣い、迷い・・・ 靴はオレの、氷遠の恋人だね。
【内田信也/内田製靴】
身体の一部のように、 履いていることを意識せずに歩ける靴が理想です。
【菊地武男/ダイナス製靴】
歩けなかった人が歩けるようになる。 そんな靴をつくることが、私の使命であり、 誇りであり、喜びです。
【ヘルベルト・テュルク/整形靴マイスター】
どんなに傷んだ靴でも、 もとの状態に戻す。それが修理です。
【五味洲浩/靴修理職人】
私は靴を愛している。 ただし、私が愛しているのはいい靴だけだ。
【カール・ツースビー/エコレット社】
人を感動させる靴が創りたい。
【捧恭子/靴作家】
半ちくなものはつくらない。
【森本五郎/登山靴職人】
靴は我が人生。
【ジョン.S.G.カネーラ/ポールセン・スコーン】
靴づくりは天職。私の血の中には、 靴(の精霊)が流れている。
【力ルロス・サントス/ザルコ社】



子供と靴

「子供と靴(Children&Shoes)」


おとなの疲れた靴ばかりならぶ  玄関に
小さな靴は  おいてある
花を飾るよりずっと明るい
【高田敏子「小さな靴」より】
下駄とズック靴しか履いたことのなかった私が、 初めて革の靴を履いたのは中学二年の時だった。 それは忘れもしない、アメリカ製の一本ベルトの赤い靴。 底は厚い革底で、今思い出しても、 とびきり上等の靴だったと思う。
【高田喜佐「靴を探しに」】
足は、成長していく子供には一番大切なところでしよ。 だから、いい靴をはかせてあげたいです。
【安田成美/女優「シューフィル」2000年夏号より】
昔、玄関先で 僕の新しいクツと
母親の古くて ぼろぼろのクツが
並べてあった時
僕はそこで  何か大きなものを 母親からもらいました
【麻田忠正「2つのクツ」】
カッコいい姿勢、歩き方、身体をつくるには、 足が肝心。だから、子供靴が大切なんです。
【本間英雄/貿易商「シューフィル」98年夏号より】
子供たちは活発でひどく乱暴な靴の履き方をする。 子供は1日に平均2万回の「足踏み」をする。 ・・・活発な子供のこの2万歩は、 1日当たり8マイル(約13km)に相当する。 もし、靴がこのような調子で3ヵ月も酷使されると、 子供は約700マイル〈約1130km) に相当する距離を歩いたことになる。
子供の靴は子供の衣類よりも大事な道具です。 靴の良し悪しによって、 足の健康と体の成長は大きく変わります。
【真喜屋光子「靴で人生を変える」】
子供は、靴が小さくなって、 足が痛くても、小さいから痛いとは言いません。 気づくのは、親の役割りです。 3歳以下の子供は8週間、それ以上の子供は3ヵ月に1度、 靴が小さくなっていないかチェックしてあげなくてはなりません。
【アートゥア・ゴールドシュミット/医師「シューフイル」2001年早春号より】
多くの親たちは(また、靴屋さえも) 小さくなった靴がどのくらい深刻な問題を抱えているか、 ということを認識していない。
赤ちゃんから子供へ、足の成長過程において、 もっとも大切なのは最初の6年間です。 この間に靴代を節約して悪い靴をはかせると、 大人になってから足の障害、 時には全身の障害になって表れます。 一時の靴代と一生の健康、 どちらを守ることが本当の節約か、 お母さんに考えて欲しいと思います。
【ラルフ・リーカー/靴メーカー「シューフイル」98年冬号より】
あなたの子供の足の指、曲がっていませんか。 幼稚園や小学校の下駄箱をよく見てください。 はき口が内側に倒れ込み、 かかとが曲がっている靴を何足も発見するでしょう。 その靴の形が、足の形です。 ・・・おかあさんが子供の足を知り、 良い子供靴を求めれば、きっと良い子供靴がたくさん作られ、 売られるようになります。 その結果、子供たちはすくすくと、健康に育つのです。
【大谷知子「子供靴はこんなに怖い」】
小学生の頃、暁テル子の「東京シューシャンボーイ」(昭和26年) や宮城まり子の「ガード下の靴みがき」(昭和30年) なんて歌が流行った。 ・・・実際に、東京の盛り場などには、 戦災孤児の靴みがきの少年が大勢いた。
【峰岸達「昭和少年図鑑」】
初めての子供のときは、 男の子だろうと女の子だろうと、 最初に履いた靴が脱けないくらい大きくなっても、 親はそれを捨ててしまう気にならないんです。
【ボブ・グリーン「チーズバーガーズ」@】
小さいころから両親が、 いい靴ばかりはかせてくれて、 それで靴がすごく好きになって、 その好きな靴をとにかく作りたかった。
【三原洋城/靴学生「シューフィル」2000年夏号より】
私はよちよち歩きのころから わが家の真向かいにある村の靴修繕屋 ルイジ・フェスタのところに入りびたっていたという。 小さな椅子にちょこんと座って、 大きな瞳を輝かせて靴作りに見入っている幼児の姿は、 きっと職人たちには滑稽だったに違いない。
【サルヴァトーレ・フェラガモ「夢の靴職人」】



裸足・素足・生足

「裸足・素足・生足(Barefoot)」


この長大な流れを通して.人びとは、 ほんの最近まで裸足(跣、跣足、徒跣とも書く)であった。 裸足は、膚のままの足で、肌足の意味である。
【近藤四郎「足の話」】
素足は履物をはいている、 あるいは履物を着脱することを前提としている 裸の足であるのに対して、裸足は足の皮膚を履物で被うことなく、 地上に文字通り裸の足で立っているという意味である。
【近藤四郎「足の話」】
英語には裸足と素足の区別がない。 西洋人は屋内で履物をぬぐ習慣がないから、 両者を区別する必要がないのである。
【増原良彦「がくがく辞典」】
西欧の文化においては、裸足というのは、 裸身と同じように、非文化・反文化の記号的表現であった。
【山口昌男「足から見た世界」】
外国では素足を狂愛するものよりも 靴や靴下に心酔するもののほうがはるかに多い。 この理由の一つは、 外国の風習では幼いころにも素足をみるような機会が少ないので、 はきものの印象のほうが強いからだろう。
【高橋鐵「アブノーマル」】
私たちの場合は裸足というものが価値を持っているのです。 ……(履物を)脱いで神と直結しないといけないというのが、 私たちの神様に通じる気持ちですから、 裸足というのがいちばん尊い形になります。
【多田道太郎「身辺の日本文化」】
素足の美しさは日本人特有のものかもしれない。 ……「百姓に嫁ぐ心や銑足の娘」(池谷清流)のように、 昭和初期まで農村では裸足の生活がふつうであったし、 「人妻の素足の季節硝子の家」(鷹羽狩行)のように、 都会でもふだんは素足であった。 日本人が素足や裸足の感触を失ったのは、 高度成長以後のことである。
【立川昭二「からだの文化誌」】
江戸時代には”伊達の素足”ということばがあって、 セクシーな女は雪の日にも足袋をはかず、 シメに紅を塗って外出した。 ・・・”伊達の素足”は日本人のセックス感覚を象徴する 足フェチの美学であった。
【下川耿史「セクソロジー異聞」】
明治34年、警視庁、ペスト予防・風俗改善のため、 はだしでの外出を禁止。
【下川耿史「明治・大正家庭史年表」】
僕の生命とお富美さんの踵と、 此の世の中で執方が貴いかと云えば、 僕は言下に後者の方が貴いと答えます。 お富美さんの踵の為めなら、僕は喜んで死んで見せます。
【谷崎潤一郎「富美子の足」】
人によって、「ここを見られるのはパンツを脱ぐより恥ずかしい」 という部分が、あるものです。 そして、女性にとって割とオプション恥部になりがちなのが、足。 レッグではなくフットの方の、足です。
【酒井順子「ニョタイミダス」】
いまや素足にかわって 「生足」の時代になったらしい。 ・・・テレビ時代の若者にとっては「素」より 「生」の方が実感が持てるのだろう。 しかし、旧世代には ・・・それこそなまなましすぎる。 まして「ナマ足」などとカタカナで書かれると、 どんなに若い娘の足でも敬遠したくなる。
【塩田丸男「人体表現読本」】
学校生活のなかでも、 子どもたちが廊下をはだしで歩いたり、 運動場をはだしで走りまわったりすることはなくなった。 子どものあしを発育の面から考えるより、 安全管理だけを意識してやってきたためである。
【小野三嗣「健康は”あし”から」】
写真家の西村満さん。 裸足の現場を撮り続けて、15年を超す。 裸足を撮り続ける思いとは何なのか。 コンクリートジャングルの都会では、 季節を感じなくなっている。 大地のぬくもりを肌で感じたい」
【平成5年12月6日付・朝日新聞夕刊】
裸足と、素足にハイヒールをはく姿が、 誰よりも似合っていたエヴァ・ガードナー。 「裸足の伯爵夫人」の彼女の姿が忘れられない。 のびのびとした健康的な素足と赤いペディキュア。
【高田喜佐「素足が好き」】
映画「ダイ・ハード」では、主演のブルース・ウィリスを まずハダシにさせておいて、 次にビルの床一面にガラスの破片を敷きつめた場面に登場させた。 この映画は、人間は履物がなくては生きていけないということを 人々に知らしめるための、全米履物連合協会の キャンペーン映画であったことを知る人は少ない。
【東海林さだお「食後のライスは大盛りで」】



犯罪と靴

「犯罪と靴(Crime&Shoes)」


2001年12月31日、東京・世田谷の一家4人が殺害された・・・ 犯行現場には犯人の多数の足跡が残されていた。 靴は「スラセンジャー」ブランドの韓国製スニーカーでサイズは28センチ――。
【明治・大正・昭和・平成事件犯罪大事典】
帝銀毒殺事件の捜査もすでに13日だが、 捜査当局では次の諸点から犯人はあくまで都内に潜伏しているとの見通し…… 第一は昨年10月安田銀行荏原支店と1月19日三菱銀行中井支店に 犯人が姿を見せたさいは、いずれも短グツを履いていたが、 雨降り後の1月26日の帝銀椎名町支店ではゴム長をはいていた――。
【1948年2月8日付・朝日新聞】
1989年12月20日、 愛知県から広島県までの11府県で 4年間に533件、約1億5000万円の 盗みをはたらいていた男が逮捕された。 男は長崎県出身の元漁師で、 漁師時代、仕事はいつも長靴だったので、 「長靴をはくと心が休まる」といって、 盗みに入る時はいつも長靴姿。 神戸市内の自宅には、 10足以上の長靴がそろえてあり、 かわりばんこにはいて仕事に出かけていた。
【明治・大正・昭和・平成事件犯罪大事典】
「でも、死体は、まっくろこげになっていて、 よく見分けがつかなかったんだわ。 ところが、エナメルの靴をはいた女の人の 死体があって、その靴が、お姉さんのものと思ったので、 あれを引きとってきたのよ。 でも、下駄箱には、あの死体がはいていたのと同じ、 エナメルの靴がはいっていた。 とすれば、あの死体は、お姉さんではないということに――」
【佐野洋「エナメルの靴」自選傑作短編集】
一足の靴が離ればなれに散っている。 遺書らしいものはない。 その靴の様子がなんとなく気に入らない。 ・・・・自殺者の履き物はいつもきれいに 二つ並んでいるとは限らないが、 それでも置き残された遺物は妙にひっそりして、 もの悲しく、死に向かって飛び立った者の切羽つまった思いを 告白しているものだ。 金網の外の靴にはそんな気配が感じられない。 そこが気掛かりであった。
【阿刀田高「Aサイズ殺人事件」】
靴が貴重品だったためだろう、 このころ(昭和20年代)は靴泥棒というものがいた。 うっかり玄関を開けておくと靴を盗まれてしまう。
【川本三郎「映画の昭和雑貨店」】
愛媛県今治市内のボウリング場や病院の玄関から、 ブーツ、ハイヒールなど女性用の靴だけ100足以上を盗んでいた男が、 1981年2月1日、今治署に逮捕された。 この男は松山市の会社員で中学生の頃から女性の靴を盗むと性的興奮を 覚えるようになり――。
【明治・大正・昭和・平成事件犯罪大事典】
東京・戸塚署は、三年間で学生寮や アパートのゲタ箱などから紳士用の靴ばかり 約100足を盗み、玄関に放火していた会社員を窃盗と 住建造物放火の疑いで逮捕した。 ・・・男は親しく交際していた男友達と 別れてから靴を盗み出すようになった。 取り調べに対し「男物の靴を盗むと胸がスッとする」と言っている。
【1987年5月29日付・夕刊フジ】】
若者たちに人気のある米国のスポーツ用品メーカー「ナイキ」社の偽物を 韓国から輸入し、販売していたとして、警視庁生活経済課と品川署は5日、 繊維製品販売会社などを商標法違反、不正競争防止法違反の疑いで 家宅捜索した――。
【1996年9月6日付・朝日新聞】
X。34歳、既婚。 ・・・子供の頃から神経質。 7歳のときに、靴、とりわけ婦人靴の鋲をなではじめた。 見ているだけでも良かったが、 靴の鋲に触れたり、数えたときには口に出せぬほどの喜びを感じた。 ・・・Xは他の面では知的で、仕事においても有能だったが・・・ ある日、靴屋のウィンドウで鋲に覆われた靴を目にし、 店先で手淫をして犯罪者になった。
【クラフト・エビング「変態性慾の心理」】
スペインでは「スペイン式ブーツ」なる足かせ刑があった。 ふくらはぎまでの長さの金属製ブーツを囚人にはかせ、 沸騰した熱湯、どろどろのコールタール、あるいは 煮えかえった油をそのなかに注ぎ込む。 このバリエーションに、内側に鉄のこぶしが突きだした木製ブーツもある。 捩子を締めると、鉄のこぶしが脚に深く食いこんで壮絶な苦しみを与え、 しまいには完全に骨をくだいてしまうという具合である。
【桐生操「美しき拷問の本」】



スポーツと靴

「スポーツと靴(Sports&Shoes)」


スポーツシューズの元祖をたどれば、ローマ兵が履いていた軍靴といわれます。 疲れにくく歩きやすい歩兵靴が、 走るための専用靴、ランニングシューズヘと、 静かながら徐々に進歩していきました。
【ミズノスボーツ研究所「スポーツシューズの本」】
〈鉄と)ゴムの製造・加工技術は 近代スポーツの発展にとって決定的な役割を果たしたといってよい。 ・・・ゴムはボールに革命をもたらし ・・・ゴム底のシューズの開発 ・・・ゴム底のシューズはグラウンド(コート)の床面にあわせて、 競技種目の特性にあわせて、最も具合のいいシューズを工夫・改良し、 大量生産することを可能にした。
【寒川恒夫「図説スポーツ史」】
スポーツシューズは1980年以降、 インドア・アウトドア用を含め機能とデザインの開発が急速に進みました。 バイオメカニクスが開発段階で取り入れられ ・・・今やスポーツシューズ開発は、 最先端のヒューマン・サイエンスが駆使される代表的な現場にまでなりました。
【ミズノスボーツ研究所「スポーツシューズの本」】
サッカーの用具で最も変化したのはスパイクシューズ。 19世紀末から20世紀初めにかけてはブーツ式のものが使用されていたが、 足首の操作が不自由なため上端が次第に浅くなり、 現在のものに変わっていった。
【べースボール・マガジン社「スポーツ20世紀/超人伝説」】
「カール・ハンネス」と名が記されている。 日付は1894年1月26日。 いま、世界中のトップ選手たちが競ってはく魔法の靴、 スラップスケートの特許登録書である。 ――100年後に目覚めたスラップは世界のスケート地図を塗り替えた。
【1998年2月3日付・朝日新聞】
一番お金がかかっているのは、 たぶんスケート靴ですよね。 今の靴でも百万以上してますし・・・ スラップ部分はバイキング社のコピーに近いのをさらに軽量化して、 剛性を出して。 靴はオリジナルの日本製で、石膏で型をとってカーボンで仕上げてあるんです。
【清水宏保「週刊文春」1998年12月31日号】
リレハンメル冬季五輪男子スピードスケートで三冠に輝いた ノルウェーのヨハンオラフ・コス選手が、 三冠のスケート靴を邦貨に換算して約1千万円でノルウェーの実業家に買ってもらい、 金メダル報奨金約300万円と合わせた資金で、 アフリカの子供たちに12トンにのぼるサッカー用品を贈った。
【1994年5月20日付・朝日新聞】
走ることを”名人芸”から”芸術”にまで昇華させ、 黄金の足に1億円という保険をかけた阪急・福本豊は、 実際の寸法より小さいプリマのトウシューズのようなカンガルーの靴で 俊敏な”舞い”を演じた。
【べースボール・マガジン社「スポーツ20世紀/プロ野球」】
大自然の秘境を征服する極地探検家たちは生死をも左右する、 大切な足場の安全を求めて来ます。 つまり、身をまかせることのできる安全第一の登山靴をつくることが大切です。
【ロパート・ローリー/林勝太郎「英国の流儀」より】
日本の陸上選手が本格的にスパイクシューズを 用いるようになったのは、 1912年の第5回ストックホルムオリンピヅクの頃からであった。 短距離やマラソン競技に日本選手が参加したが、 足袋に交じってスパイクシューズも用いられた。
【鬼塚喜八郎「転んだら起きればいい!」】
円谷幸吉は東京オリンピックのマラソンに出場。 陸上競技でただひとり、日の丸をあげた。 ・・・ゴールインすると、 円谷はすぐにシューズを脱ぎすてて、 精も根も尽きはてたようにその場に倒れこんでいった。 ・・・そして4年後に自殺。 シューズは主人を失ってしまった。
【浅井慎平「スポーツ原色図鑑」】
「ランニングシューズには三つの要素が必要だ」 バウワーマンは説いた。 「軽いこと、履き心地がよいこと、長距離走に耐えられること」。
【ドナルド・カッツ「ジャスト・ドゥ・イット」】
コミュニケーション能力こそが、 シューズづくりにおいて非常に重要なのである。 私は、科学的データよりも人間の力を重視している。 ・・・データはあくまでデータ。 そこにどんな意味を見いだすかは、あくまで人間しだいなのだ。
【三村仁司「金メダルシューズのつくり方」】
私は、スポーツシューズは雨の日の傘のようなものだと考えている。 傘は雨や風から身を守るが、 靴は足を守るためのものだ。 足が痛まないように、汚れないように、 傷がつかないように、寒さを防ぐように、 そんな気持ちで靴を作り続けている。
【鬼塚喜八郎「転んだら起きればいい!」】



女性と靴

「女性と靴(Womanhood&Shoes)」


1920年代、30年代には女性の脚に人の目が注がれたが、 これは女性が機動力を持ち、 自立しつつあることを歓迎していたからだと言えよう。
【マリソン・リュリー「衣服の記号論」】
日本女性の多くが、ほんとうに靴を履き始めたのは、 第二次世界大戦後、日本の敗戦以後からです。 ・・・靴を履くようになって、 女性のめざましい活躍が今日みられるのです。
【福原一郎「女性にやさしい靴選び」】
ブーツが広くタウンウエアとして女性にはかれたということは、 ミニスカートにもまして、これはファッション革命、 風俗革命だった。
【千村典生「時代の気分を読む」】
ブーツは私にとって大切なおしゃれの道具なのだ。 ブーツをはくことで、そのボリューム感が服のバランスを変え、 新鮮なおしゃれを生み出してくれる・・・ 服がもう一つの世界を作り、ブーツのおしゃれはスリルがあって楽しい。
【高田喜佐「素足が好き」】
ズボンをずり下げ眉を剃り、 ピアスして群れ歩く男の子たちを尻目に、 一人ブーツの女が行く。 彼女は、踵の細い脆弱なハイヒールを脱ぎ捨てた。 もうその靴を履ける場所には戻れないことを知ってなお、 振り向かない潔さが、彼女を新しい時代の美しさに見せている。
【光野桃「着ること、生きること」】
季節の変わり目には靴がほしくなる。 ファッションを考えて、ということもあるが、 はきやすい靴は酷使するので、 季節の変わり目には、 私の足型がのりうつった無残な姿のオブジェになってしまうからだ。
【山本容子「女」】
私の場合、気分のよいときほど、 無性に靴がほしくなる。だから、 とびきり熱い恋をしているときには、 ドレスに劣らず、靴の数がどんどん増えていく。
【南美希子「恋をつかみ、仕事で輝く」】
私は二十歳過ぎるまで自分の靴を買ったことがなかった。 全部母が履き古した、あるいは買ったけれど結局履かなかった靴だった。 私のサイズは23.5、母は23、お陰で外反母趾になってしまった。
【柳美里「私語辞典」】
細い靴を履き続けることによって、 小指の爪が死亡状態だったり、 足の裏にタコがあったり。 女性の足から、虐待の痕を見つけるのは、 容易なのです。 特に、おしゃれに対する意欲が強い人ほど、 おしゃれな靴を履いて足に忍耐を強いますから、 足が痛めつけられている度合いは強い。
【酒井順子「ニョタイミダス」】
踵の皮が剥げていたり、 爪先が汚れていると生活に疲れた感じを人に与える。 靴は特にそれだけで全身のおしゃれを台なしにしてしまうから怖いと思う。
【光野桃「男と女 装いの向こうに」】
こんな靴、ぜ−んぶ捨てちゃってもいいやって、ときどき思うわよ、 私だって。 でも、失くなったときのことを想像できる? これは私の蓄積なの。 生活して時間を消費していることの証明なのよ。
【小滝橋トオル「万年筆とハイヒール」】
女性にとってハイヒールは、 ダイヤモンドよりも”ベストフレンド”と言えるでしょう。
【ウイリアム.A.ロッシ「エロチックな足」】
ハイヒールは脚を魅力的に飾るだけでなく、 容姿も美しく見せてくれる。 そんなヒール以上の役割を果たすものは、 まだ発見・発明されていない。
【スチュアート・ワイツマン/靴デザイナー」】
上等ってのはね、ハイヒールを履いても痛くならない足を持つことを言うのよ。 それとね、足を痛めないハイヒールを買えるってことよ。
【山田詠美「Jay-Walk」】
女が女である以上、 ハイヒールはこの世からなくならず、 輝き続け、世の多くの男性陣は、 今日もまた夜の街で、 彼女らの見えない蜘妹の糸にからめられていくのだろうか。
【藤木里美/風俗雑誌編集者】
右足は変形しているため、 足の裏全部が地面に着きません。 ・・・私は、今でもハイヒールをはいて、 さっそうと歩く夢を何度か見ます。 そして、夢から覚めると現実の姿にみじめになり、 辛さと悔しさに、原爆を心から憎みます。 この身体は8月9日の原爆による放射線、爆風熱線に曝され――。
【松谷英子「ハイヒールがはきたい」/祥伝社文庫「それぞれの、夏」所収」】



靴のことわざ

「靴のことわざ(Shoe Proverb)」


ベッドと靴はいいものを買え。
【東ヨーロッパ諸国】
父親の長ぐつが履ければ一人前のおとな。
【ポルトガル】
死者の靴を期待する者は一生はだし (親の遺産をアテにするような子供にろくな者はいない)。
【ポルトガル】
金の靴をはいて旅に出れば世界の果てまでも行ける。
【エチオピア】
長靴をはいた男は、短靴をはいた男の必要なものが分からない。
【エストニア】
古靴はワックスがたくさんいる(老いは重荷)。
【北欧諸国】
足のどこに靴が当たるか自分がいちばん良く知っている。
【ドイツ、イギリス、フランス、イタリア、スペイン、ロシア、ポルトガルなど】
隣人の靴のどこが痛いかわからない。
【チェコ】
古靴をすてるのは習慣をすてるよりやさしい。
【オランダ】
靴は履く者の足に合わせて出来ている。
【ケニア・キクユ族】】
新しい草鞋を買う前に古い草鞋を捨てるな。
【朝鮮】
女は靴だ。 長くはいているとスリッパになる。
【ドイツ】
靴屋の靴は穴だらけ。
【トルコ、アルメニア、ペルシャ】
靴屋の女房ほど、ひどい靴をはいている者はいない。
【イギリス】
繕い物屋はボロを着て、靴屋ははだしで歩く。
【アラブ諸国】
靴屋ははだしで、仕立屋ははだか。
【リトアニア、クルド、オセト】
靴屋がミサに行きゃ、神に祈るのは羊の死ぬことばかり。
【スペイン】
靴屋は靴だけことにしろ(本分を守れ)。
【イギリス、フランス、ドイツ、スペイン、イタリア、オランダ】
靴を気にしながら足にはかまわない。
【イタリア】
嫁は足を見てえらべ。
【日本】
足の腫れあがった医者のいる町に災いあれ。
【インド】
死は足にあり、共に歩んでいる。
【トンガ】
足を滑らしても、靴を滑らすな。
【イギリス、フランス】
梨の木の下では帽子を被り直すな、 メロン畑では靴を結ぶな。
【インド】
嘘は足が短く、真実に追いつかれる。
【オランダ】
真実は樹皮の靴、 嘘は皮の長靴(真実は時ににがく、もろく、つらい)。
【ロシア・チェバシ族】
習わなければ藁靴も編めない。
【ロシア】
幸運はガラスの足をもっている。
【イタリア】
足を知らずして履(わら靴)を為す。 (足の寸法をいちいちはからなくても、 わら靴は作ることが出来る意から、 人の本性はそれほど違わないということを示した)。
【日本/出典「孟子」】
足を削りて履に適せしむ (足を削って靴に合わせる意。そのことから、 事の本末をとり違えていることのたとえ)。
【日本/出典「准南子」】
足駄を履いて首ったけ (深みに陥ること、特に異性に夢中になるたとえ)。
【日本】
足寒ければ心を傷む (足が冷えると心臓をいためるように、 人民が上をうらむと国が危うくなる)。
【日本/出典「古詩源」】



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