靴の手入れ(シューケア)方法 革靴の手入れ方法の説明。皮革のメンテナンスを写真付きで種類別に解説。
ヘッダー画像イメージマップ 靴のパラダイストップへ カートの中身を見る
HOME靴のお手入れTOP姉妹店メルマガ申込み通販表記お問合せFAQリンクについて会員様ログイン

サイト内検索


靴のお手入れカテゴリー
靴のお手入れ方法トップ
黒の革
茶色の革
しみになりやすい革
 ・履き込まれた革靴の手入れ
ポリッシュ(つや出し)
エナメル革
スエード・ヌバック革・ベロア
 ・クリーナーで汚れ落とし
 ・スエードカラーで補色
カンガルー革
コードバン(馬の尻革)
オーストリッチ(ダチョウ革)
オイルレザー
革底(レザーソール)
合成皮革(合皮)の靴
 ・履き込まれた合皮靴の手入れ
サドルソープで革靴を洗浄
靴の脱臭(乾燥、殺菌)
ポイントストレッチャーで革靴を伸ばす
シューストレッチャーで靴を伸ばす
靴クリームを塗る布の用意
靴の製法(一覧)
 ・グッドイヤーウェルト製造工程
 ・ハンドソーンウェルト製造工程
 ・グッドイヤーウェルト製法とマッケイ製法の見分け方
【お困り解消】
 ・糸のほつれをキレイに直す方法
 ・剥がれた敷革(インソール/中敷き)を貼り直す方法
よくある質問(お手入れについて)
 ・Q&A集

公式ソーシャル
■Facebook フォローする

■Twitter フォローする

■YouTube チャンネル登録


このページを共有する


このエントリーをはてなブックマークに追加 mixiチェック


SHOPメインカテゴリー
靴通販トップページ
メンズ(紳士靴)の通販
「PARA SHOE®」当店オリジナル紳士靴
ゴルフシューズの通販
レディース(婦人靴)の通販
靴の手入れ用品の通販
靴修理(ソール交換)受付

サブカテゴリー
靴用語 / オンライン靴用語辞典
紳士靴まるわかりガイド
店長紹介 / 靴の絵(デザイン)
リンク集 / 公式ブログ
Facebook / Twitter / YouTube / Google+ / mixi

姉妹店
・靴のパラダイス 楽天市場店
・靴のパラダイス ヤフー店
・靴のパラダイス ヤフオク!店

トップ > お手入れ方法 > 靴の製法 > ハンドソーン・ウェルテッド式製法による靴の製造工程

ハンドソーン・ウェルテッド(ハンドソーンウェルト)式製法による靴の製造工程(手縫い/手製靴)

ハンドソーン・ウェルテッド式製法の断面図 ハンドソーン・ウェルテッド(ハンドソーンウェルト)式製法とは
[Handsewn welted process]


ハンドソーンとは手縫いの意味。靴の中底にアッパー(甲革)を吊り込み、ウェルト(細革)と呼ばれる棒状の細長い革を巻きつけながら縫い付け(すくい縫い)し、最後にウェルトとアウトソールを縫い付け(出し縫い)する製法で、そのすべてを手縫いで仕立てる。もともと、ハンドソーンウェルテッド式だった製靴法を、19世紀初め機械化したのがグッドイヤーウェルト式なので、構造はグッドイヤーウェルト式製法とほぼ同じである。ただ、機械式(グッドイヤー式)の場合の中底のリブは、予め布製テープを接着してあるのに対し、ハンドソーンの場合は中底にドブを掘りおこしリブを作る。機械では難しい、手製でしかできない縫いなどが可能であるため、足に合わせた注文靴などにはハンドソーンウェルト製法が一般的である。また、使用できる素材(皮革)も幅広く、仕上がりも手縫い独特の柔軟性の富んだ靴に仕上がる。
(文・イラスト/靴のパラダイス)

製造工程

(文・写真/ビスポークシューズ「Saion(サイオン)」
(1) 中底にウェルトを縫い付けるためのリブを作ります。
※写真はサンプル用のため、製品よりも安価な中底を使用しております。
中底にリブを作る
(2) かかとの甲革と裏革の間に水溶性のセメントを塗り、カウンター(月型芯)を入れます。 月型芯を入れる
(3) 全体のバランスを確認してアッパーを木型に沿わせ、釘で固定していきます。(釣り込み) 釣り込み釘で固定
(4) 釣り込みにはワニという専用工具を使用します。 木型の形状を再現できるよう十分に革を引き、シワができないように釣り込みます。 釣り込み
(5) つま先とかかとはカーブがきついので、より細かく釘を打ちます。 釣り込んだら余分な革をカットし、釘を内側に倒します。 釣り込み釘打ち
(6) 釘を抜きながら専用の針で穴を開け、ウェルト、アッパー、中底を糸で固定します。(すくい縫い) 縫い目の間隔は通常8ミリです。 すくい縫い
(7) すくい縫い完了。 今回はシングルウェルト仕様なので、かかとの部分のウェルトはタックスという釘で固定しています。 すくい縫い完了
(8) リブを加工した際にとっておいた革で、すくい縫いの糸目を塞ぎます。 シャンク用の革を入れ、底面の形状を考慮して形を整えます。 シャンク入れる
(9) ウェルトと中底の段差をなくすため、フィラー(中物)を入れます。 Saionではフィラーにフェルトを使用しています。 中物つめる
(10) ウェルトを仕上がりに近い状態までカットした後、本底になる革を貼り付けます。 塗ってあるボンドは仮留めの為のものです。 本底貼り付け
(11) 本底の余分な革を包丁でカットします。 本底カット
(12) ウィールという工具を使って、ウェルトと本底を縫い合わせる際の印を付けます。 縫い目の細かさによってウィールを使い分けます。 ウィールで印付け
(13) 今回はウェルトと本底を縫い合わせる糸を隠すヒドゥンチャネル仕様なので、 本底を1ミリくらいの厚さで開きます。(ドブ起こし) ドブ起こし
(14) 本底に糸を収める溝を掘ります。 専用の針でウェルトと本底に穴をあけ、松ヤニと油を擦り込んだ糸で縫い合わせます。(出し縫い) 出し縫い
(15) 出し縫いが終わったら、開いていた革を元通りに接着して糸目を塞ぎます。(ドブ伏せ) ドブ伏せ
(16) コバの角を面取りして、最終的なコバの幅に整えます。 コバ調整
(17)コバをヤスリがけした後、ガラス片で削りサンドペーパーでなだらかにします。 水をつけて専用のコテで形状を整えます。(下ゴテ) 下ゴテ、コバ磨き
(18) 本底のかかと部分は丸くなっているので、革を一枚一枚積んで水平に地面に接地するように調整していきます。 ヒール革積み調整
(19) ヒールを積み上げたら釘で固定します。 今回はトップピース(化粧)に釘が見えないようにするため、隠し釘用の釘を打ちます。 ヒール隠し釘打ち
(20) 隠し釘は打ち込まず、頭の部分を釘切りで斜めにカットします。 隠し釘頭カット
(21) トップピース(化粧)を接着します。 トップピース付け
(22) ヒールの形状を整えます。 デザインによって大きさを変えたり、ピッチトヒールにしたりしてバランスをとります。 ヒール調整
(23) ヤスリがけの後、ヒールを水で湿らせてガラス片で削り表面をなだらかにします。 最後はサンドペーパーで仕上げます。 ヒール ヤスリがけ
(24) ヒール前方を包丁でカットして形を整え、同じようにヤスリ、ガラス片、サンドペーパーをかけてなだらかにしていきます。 ヒール前方ヤスリがけ
(25) ヒール全体にサンドペーパーをかけた状態です。 サンドペーパーの番手は、100番、120番、150番の順にかけていきます。 ヒール仕上げ
(26) コバを専用のインクで染色します。 アッパーの仕上げを考慮し、インクをブレンドしたりしてバランスのとれる色にします。 コバ着色
(27) コバにロウを塗り、熱したコテでロウを溶かして革に浸透させていきます。 革をより強固にし表面に光沢を出す効果があります。 コバにロウを塗る
(28) 熱したウィールで出し縫いの糸目を押さえます。 他にもヒールの上部など様々な箇所にコテで装飾をいれていきます。 糸目を押さえコテ当て
(29) 底面の表面をガラス片で削った後、サンドペーパーの100番、150番、240番で徐々になだらかにしていきます。 ソールヤスリがけ
(30) 底面を専用のインクで染色した後、ワックスで磨いて仕上げます。 半カラスの場合はマスキングテープを貼って塗り分けます。 ソール着色後ワックスがけ
(31) 革の素材感を活かしながら仕上げをします。 木型を抜き、つま先とかかとをさらに磨きます。最後に中敷を貼って紐を通します。 甲革仕上げ
(32) 完成



写真の靴は、ビスポークシューズ「Saion(サイオン)」のサンプルシューズ。今回特別に許可をいただいて、製造工程の写真・説明を転載させていただきました。ありがとうございました。
>>ビスポークシューズ「Saion(サイオン)」
手製靴完成
▲このページのトップへ
(文・写真/Saion
※無断での転載・使用を禁じます。


※全ページへリンクフリーです。好きなページへ自由にリンクしてください。
HOME靴のお手入れTOP通販表記お問合せリンクについてサイトマップ著作権
靴のパラダイスHPに掲載の文章・画像の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法により保護されています。
All Rights Resesrved,Copyright(C)PARASHOE NET Co., Ltd. since 2005